南正時の日々是々日記

2013年10月号
南正時つれづれ旅のバックナンバー
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9月号の日記はこちらです。
■缶詰です。
9/30
　原稿執筆でほぼ一日中缶詰状態で、家内がいないこともありお昼は「なべ焼きうどん」を作ってたべました。昆布だしで、とろろ昆布をたっぷり入れた関西風です。夜、大先輩のアニメ作家のお孫さんが、神泉までくてくださったので、近くの宮崎料理店で夕食を兼ねて軽く一杯、タコ刺しが旨かったです。
■ジャズコン
10/1
アニメの主題曲を匠にジャズにアレンジ。
　缶詰状態の仕事場から出て、夕方から西荻窪の次女のMへ。昨日から居候している家内を誘って杉並公会堂へアニドウのなみきたかしさんがプロデュースするジャズコンサートを見に行きました。7時には次女も勤めを終えて合流。中村力哉さん率いる Life is now trioのプレイ！ザ・ミュージック・オブ・アニメーション!!Vol.3。世界のアニメの主題歌の名曲の数々をジャズにアレンジして演奏するもので、アニメマニアならずとも聞きごたえがあるものでした。私は、その舞台写真を担当。カメラを構えながらジャズ演奏に合わせてスゥイングのシャッターを切ったのでありました。
■データ検索と編集
10/2
次女が私の「きもの生活」のために「あまちゃん」手ぬぐいをプレゼントしてくれた。
　年末に刊行される月刊誌の「夜行列車」特集のデータだしと、その編集で一日を費やしました。私はブルートレイン「あけぼの」のほか、エッセイを数ページ担当しましす。定期刊行物では「温泉」と「鉄道」の特集が売れ行き好調とか。それでも温泉ブームは去って、いまや鉄道が頼みのタナ。鉄道のアーカイブスものと、列車追跡のルポは「私にお任せ」を。ということで家内がいない一日、朝と昼は兼用の簡易な食事、薬を飲むのを忘れ「荒れた一日」になりました。夕方、ようやく家内が帰宅して、ようやく人間サマの食事にありつけたのでありました。
■AVE SORRY.
10/3
　普段、温厚(?)な私ですが、今回ばかりは空いた口が塞がらず憤慨しました。まったくひどい話です。「コントロールされている」はずの福島原発の放射能汚染水が漏えいして海に流出。SORRYの「ウソ」にはあきれます。そのウソの上乗せで官房長官が「全体ではコントロールされている」だと、よう言うわ。私が若い時代は、こんな「ウソつき政権」は若い国民の力で政権打倒されました。現AVE SORRY の御親戚にあたる歴代のワルSORRYでした。与党のウソに立ちあがらない、わが国民とメディアにも日本の将来に不安を感じます。変人といわれた(私はそう思いませんが)元総理の「原発は廃止」の発言を支持します。こうなったら息子にクーデターを企ててほしい・・という心境です(それほど私は怒っています)。
　午後から敬愛する画家久里洋二さんの個展「.久里洋二展「絵を描くために食うのか食うために描くのか?」に行きました。同じ故郷の久里先輩から、ふるさとから上京したときのお話をお聞きしました。会場に展示してある、お釜がそのときふるさとから持ってきた財産のひとつということです。日本橋から築地に引っ越したばかりの「旅行読売」編集部に入稿と打ち合わせに向かいました。11月号は1か月前に豪雨の秋田県で取材した五能線の「リゾートしらかみ」の3列車乗り歩きです。悪天候でしたが上がりは上々でホッとしました。

お元気な久里先生。思い出の「お釜」の話をお聞きしました。旅行読売11月号の巻頭グラビアは、リゾートしらかみ乗り歩きです。

■スパゲッティ・ナポリターナ
10/4

　仕事場に閉じこもりっきりです。月刊誌の「夜行列車」の特集企画で資料を集めています。ここでは巻頭のブルトレのグラビアのほかに、夜行列車をテーマにしたミステリー小説や、映画を紹介するコラムを担当するので、その資料調査です。われらがレールウェイライターの鉄道ミステリーも再読したいと思います。夕方、家内が戻ってきたので「たまには寿司でも食いに行くか・・」と、言うと「帰ってきたばかりなのに面倒くさい」」というので、そこですぐ食べられるナポリタンを作りました。これに野菜サラダ、きのこスープのちょっとした「イタリアン」。そうか、ナポリタンは「日本料理」だったっけ。
■「あまちゃん」ブームの陰で・・第三セクター鉄道を救え!!
10/5
久里洋二さんの個展「.久里洋二展「絵を描くために食うのか食うために描くのか?」にて。
　信楽高原鉄道が先の豪雨水害で復興再生が危ぶまれています。原発事故支援も必要なのですが、ローカル線、特に第三セクター鉄道への災害支援は国の介入が絶対必要なのです。このあたり地方自治体のお荷物放棄の無責任さを感じます。
　夕方から京橋の画家久里洋二さんの個展「.久里洋二展「絵を描くために食うのか食うために描くのか?」に行きました。交通新聞・2009年2月6日付け紙面で昭和39年に撮影した新幹線試運転電車の記事を発表したのですが、その後、久里先生からお便りをいただきました。「昭和39年、新幹線初乗りして米原まで行きました。南さんは「しろがね」に乗っていたのですね、その時の16㍉の撮影したフィルムが...ありますよ!。見たい、見たくない!!どっち?」という内容でした。その「幻のフィルム」を見たい、ということで先生に念押しに出かけたものです。先生は「倉庫を探してみるよ」といわれ「メドック」をごちそうしてくださいました。
■イタリアン
10/6
　ずーっと夕方まで仕事場に閉じこもって原稿執筆でストレス最高潮。幸い夜にANDO FILMのなみきたかしさんから食事会のお誘いを受けたので新宿3丁目のイタリアン「ラ・フォルツア・デル・ソーレで、「アルプスの少女ハイジ」の作画監督小田部羊一さん、その師匠にあたる森やすじさんのご子息森淳さん、「カールおじさん」ひこねのりおさんの御子息彦根大助さんたちとイタリアンの庶民料理を楽しみました。緊張するやら、打ち解けるやら楽しい食事会でした。

懐かしい「どん底」の並びにある大衆イタリアン酒場。雰囲気が良く赤ワインが次から次に空く。

■原発の危機
10/7
昨夜のNHK特集は「原発のテロからの危機」をテーマに取り上げてきました。福島原発のテロリストへの教訓「電源消失すればメルトダウン」という知恵を教え込んでしまった。容易に進入できる原発施設、不特定労働者の雇用など原発はさらなる問題を抱えています。私のふるさと福井県は原発銀座といわれるほど原発が乱立しています。私はかねがね、半島、大陸からのテロの脅威にさらされている・・と思っています。海からテロリストが侵入すれば若狭の原発はひとたまりもありません、今では「南北」の国が、ここにミサイルの標準を合わせているのは間違いありません。一発でもミサイルが命中すれば日本の中枢部に大きなダメージを与えることは必至です。こんな想定を関電や政権は考えているのでしょうか?
■埼玉・東京都「県境の旅」
10/8
　午前中に原稿を少し書き、午後から和光市の「機関車少年」のアニメーター大塚康生さんのお宅へ。近々開催予定の「イベント」の打ち合わせ報告と、ご機嫌伺いです。D51ナメクジ、C57などのプラモデルを精力的に製作中でした。帰りは、大塚さん宅から徒歩で「県境」を越えて成増まで、路線バスを乗り継いで散歩。途中の農家で新鮮野菜を買って帰りました。帰りは成増から渋谷まで直通電車で帰りました。16時過ぎだというのに渋谷の地下駅は下車することさえままならないほどの大混雑。改めて「欠陥駅」だということを感じました。

書斎の大塚さん、お元気でプラモデルに熱中。清水山憩いの森の湧水。さいたまから「中華街」行きの電車、まだピンとこない。

■青梅再取材
10/9
　三鷹から青梅特快で青梅へ。青梅鉄道公園、軍畑の鉄橋などに行きました。青梅鉄道公園のE10には中学生のころの思い出がいっぱいです。帰りも青梅特快で国分寺駅で途中下車。ハケの道の湧水が気になっていたので立ち寄りました。中央線にはグリーン車がほしいですね。それも現行の10両のうち2両のグリーン゛じゃなくて10両プラス2両のグリーンが。ホームにかからないか・・。
■久留里線の新型気動車
10/10
　ようやく腰を上げました。久留里線がキハ130の新車になって、どうしても食指が動きませんが、私の仕事は新しい鉄道の紹介をすることにもあります。朝、7時に車で出発すると50分で最初のロケ地に到着。予定していた列車の1本前から撮影ができました。久留里駅と上総亀山駅間を乗って1往復したり、久留里の名水などを見て、小湊鉄道経由で、いすみ鉄道へ。沿線で数カット撮ってから、ある雑誌の企画で「いすみ鉄道」の鳥塚社長を通じて企画課長さんと打ち合わせ。この課長さんは鳥塚さんが言うには、相当な「鉄」でディーゼルカーを熱っぽく語っていました。かえりは首都高が大渋滞、2時間近くもかかってしまいました。いすみ鉄道の撮影地でお世話になったお婆さんから庭先の柿と、収穫したばかりのニラをお土産に頂きました。

天高く、新型キハ130が走る。試乗もしてみた。いすみ鉄道「大多喜駅」。撮影地で知り合ったお婆さんから頂いたお土産。

■G9＋1
10/11
　旅雑誌と鉄道誌2誌の校正に目を通して、写真にネームを入れて校正送り。先だって取材した「私が愛したブルートレイン・あけぼの」は旅行読売12月号に掲載されます。とても気に入ったデザインです。夕方から築地に引っ越した「旅行読売」の編集部に行き、別欄のモノクロページのエッセイ用の写真データを入稿と打ち合わせ。そのあと日比谷線に乗って秋葉原へ。地下鉄から降りたこともあり、すっかり変わった秋葉原では道に迷ってしまいました。それを解消するには高架を走る電車の路線を見ること。なんとかAKIBAのイベント会場の富士ソフトアキバプラザ2FのTHX上映「アキバシアター」に到着。最高の上映設備を誇るシアターで、おそらく世界最高齢者たちのアニメ作家集団であろう「G9＋1」のオムニバス新作「tokyo未完成」の完成披露試写会です。同時にこれまでの作品も一挙に上映されました。舞台挨拶では日本アニメ界の大御所たちがずらりと横並びは圧巻でした。上映終了後は近くの居酒屋で「打ち上げ」。終電近くまで次回作を意欲的に話してくださいました。「高齢者アニメ集団」元気! 恐るべし!。

ブルトレの校正。とても気に入ったデザインです。AKIBAに到着したものの。 THXの巨大スクリーンの前にずらり勢ぞろいした「G9＋1」のメンバー。打ち上げにて、左から古川タク、私、一色あづるさん、鈴木伸一さん。

■宮沢賢冶が残した名画
10/12
　三連休初日、一応仕事は何とかまとめたので、少し風邪気味ということもあり昼過ぎまでのんびりして、3時ごろから荻窪のギャラリー「ゴーシュ」へ。開催中のアニメーション映画「セロ弾きのゴーシュ」(1982年・高畑勲監督)の原画展と、この映画の原画を5年間にわたりひとりで作画したというベテランアニメーター才田俊次さんのトークショーに出席。才田さんの苦労話、さまざまな作画エピソードには興味がありました。トークショーの後は同ギャラリーでオープロダクションの有志による「たこやきパーティ」、スタンダードたこやきのほか、松茸たこやき、ポルチーノきのこのたこ焼きが美味しく、差し入れたキャンティクラシコとは絶妙の相性でした。

オープロが自主制作した長編漫画「セロ弾きのゴーシュ」、原画を5年間にわたり一人で描いた作画監督の才田俊次さん。トーク終了後は「タコ焼き」パーティ。

■秋の花粉症
10/13
　先だっての房総半島へ行ってから、アレルギー症状が出てきました。例年なら秋は軽い症状でやりすごすのですが、今年は少しひどいようです。多分「ブタクサ」によるものでしょうが、ひょっとしたら中国からの大気汚染も関与しているのか・・?と思ってしまいます。それに微熱も出たので、今日は静養日としますが、FBの更新など結局パソコンの前にいました。
■元祖鉄道少年とSL撮影の旅
10/14
　日本を代表するアニメーターのおひとり大塚康生さんと有志が集まり、秋晴れの真岡鉄道でC12の撮影と、9600形の見学にでかけました。実際のSLの走行シーンを撮るのは60年ぶりとのことで、9600形と会うのは中学2年ぶりとのことでした。参加したのは大塚さんを敬愛する鉄分の濃いアニメ関係者の人々で、大塚さんとSLを追って楽しいひとときを過ごしました。最後のカットは有料撮影地でのC12の力闘を撮影。大塚さんも我々もすっかりスチームアップの状態でした。

左から元テレコムアニメーションの佐々木さん、映像作家金子さん、大塚さん、なみきさん、私。C12の撮影をする大塚さん。自力走行のキューロクに感激する大塚さん。茂木近郊のこう配区間でC12の力闘を撮影。

■アンパンマン列車は永遠に・・。
10/15
　録画しておいたNHKアーカイブス「青春放課後」を見ました。これは1963年に製作されたテレビドラマで巨匠小津安二郎と、作家の里見惇が脚本を担当しています。小津監督は翌年には亡くなっているので、この作品が遺作となりました。映画全盛期のころ、あえて巨匠はテレビドラマを手掛けたものです。全体に小津安二郎独特の台詞まわしに思わず見入ってしまい、ラストシーンのバーでの宮口精二と北竜二のユーモラスなやりとりに小津安二郎の真髄を見たような気がしました。
　夕方のテレビニュースで漫画家の「やなせたかし」さんが13日に94歳で逝去されたことを知りました。「アンパンマン」であまりにも有名な漫画家ですが、私は日本アニメーション協会を通じてのお付き会いで、1985年の「手塚治虫さんのパーティ」では絶妙のトークをされ、手塚先生の17回忌では、手塚先生の心からの親友としてのスピーチが印象に残っています。日本アニメーション協会の名誉会員でもあられました。心からご冥福をお祈りします。

「巨匠小津安二郎の遺作「青春放課後」の脚本。やなせたかしさんと故立川談志師匠(手塚先生17回忌)。JR四国の「アンパンマン列車」は鉄道活性化に大きく貢献した。

■浮かれている場合ではない
10/16
　台風26号の余波、伊豆大島での大災害はショックを受けました。その後の生存者救出の緊張の生中継。そのあとの無節操なバラエティ番組などテレビメディアの無節操ぶりをあらためて知りました。そして福島原発の大雨対策が何もされていない現状にもショックを受けました。小泉元総理が木更津での講演の「反原発」発言が重々しく感じられたました。しかし、彼も権力者時代は原発推進派だったのですから、原発に関しては与党自民党の猛省をすべきだと思います。台風過なので、今日はずーつと仕事場で、連載原稿のストック執筆や校正に目を通したり、資料の整理などをして過ごしていました。それだけにテレビを見ていて気分が高揚するばかりで、テレビは健康に良くありません。ほどほどに。
■新蕎麦は目黒に限る・・?
10/17
　昼過ぎから五反田へ。目黒川のほとりにある、かつてのコダクロームのラボ「東洋現像所」、現在は「イマジカ」で打ち合わせ。ロビーには古い映写機があり私をそわそわさせました。五反田駅から「渋75系統・渋谷東口駅行き」に乗って目黒不動へ。門前の老舗「海老民」で新蕎麦を味わう。少し固めのゆで加減は新蕎麦ならでは。もりを2枚食べました。帰りも渋75系統で、路地を曲がりくねりながら澁谷に到着。その足で桜丘の主治医の元へ。問診と投薬。血圧も正常で「いいことだね」と主治医、さらに「九州で豪華列車が走っているんだって?」と質問してきました。私が持っている知識で説明。診察室にはJR東日本のカレンダーが貼ってありました。先生って「鉄」なのかも。

目黒川の上は東急五反田駅。目黒不動門前の「新蕎麦」　東京の名湧水57選のひとつ目黒不動の「名水」  渋75系統で渋谷に帰る。

■墓場の鬼太郎・・?
10/18
　神田で編集者と打ち合わせの後、谷中へ行き編集部オゴリの蕎麦を食べて墓地散歩。私は墓地よりも日暮里付近を走る日本一線路が多い鉄道風景に魅せられます。編集子に付き合ってもらい、墓場から鉄道に移動。墓地の「ビューポイント」から、まるで鉄道模型のようにびゅんびゅん走る電車を眺めていました。付き合ってくれた編集子には芋坂の「羽二重団子」をオゴリました。

日本一線路が多い区間。いろいろな電車が眺められる。墓地のトレインビューポイントは鉄道見物には最適。

■伊豆大島
10/19

　伊豆大島の「山津波」災害の様子が伝えられています。まったく驚くような状況です。10年に一度の台風が接近しているというのに町役場の幹部は、どこかの離島で懇親会のお酒を飲んでいたそうです。一度決めた利権はくつがえさないお役人体質が犠牲者を増やしたと私は思います。そして大雨警報が発令され,超大型台風が再び大島、福島原発、三陸の被災地を狙っています。私の危機管理を含めて、今週は緊張の日々になりそうです。
■雨です。
10/20
　大雨で大島のことを気にしています。そして新たな大型台風が接近しています。今週の私のスケジュールに影響しそうです。私自身の「危機管理」も改めて見直さなければなりません。原稿の資料用に昭和36年の東映映画「大いなる旅路」(三國錬太郎主演・関川秀雄監督・新藤兼人脚本)を見ました。大正末期から特急「こだま」の時代までの国鉄の蒸機(カマ)焚き人生を描いたものです。改めて見ると涙腺がゆるんでいることが分かりました。歳のせいでしょう。
■大先輩を訪問
10/21
　午後から高田馬場へ新企画の打ち合わせと取材で出向きました。時間を見て旅行作家の野口冬人さんの編集室を訪ねました。80歳を迎えて体調を壊した・・という話を聞いていたので心配していましたが、訪れると元気に執筆中でひと安心。同僚の作家竹村節子さんのお気に入りのワインを飲みひとときの談笑。懐かしい話と、今後のお話など興味深いお話をお聞きしました。いつまでもお元気で。取材は「おとめ山公園」の湧水、高田馬場－目白間にある「おとめやま公園」には東京の名湧水57選のひとつの名湧水があります。都心の公園の中の自然湧水は大変貴重です。水量豊かに湧いていました。明治神宮の「清正の井」がパワースポットして話題になっていますが、このおとめ山の湧水も都会の中の湧水としてパワースポットの資格は十分です。夕方、馬場の自由国民社に出向き、編集長の宮下さんと企画書の打ち合わせ。そのあとは企画スタートの一杯。気分が良くて二人で芋焼酎1本を空けてしまいました。

野口さん(右)と竹村さん(中)としばし談笑。おとめ山の湧水はほら穴から湧き出る。とても都心の風景とは思えない、自然がたっぷりの公園だ。宮下さんと企画スタートの「呑み会」

■京王れーるランド
10/22
　京王沿線に住む者として、本日ようやく「京王れーるランド」に、業界誌の編集者と行ってきました。高幡不動から多摩動物公園までの支線は、考えてみたら「初乗り」であることがわかりました。ミニ鉄道博物館は、見どころがコンパクトに収まり良い感じの博物館でした。私にはやはり歴代の電車が見どころで下。高幡不動で途中下車して境内を散歩して門前の、鯛焼き屋「橘屋」で焼きたての鯛焼きとほうじ茶で休憩して、京王特急の快走ぶりを満喫して渋谷に戻りました。

京王線多摩動物公園駅へは初乗りです。歴代の電車の展示はみもの。高幡不動の名井「お鼻井戸」、ぷっくり太った門前の橘屋の鯛焼き。

■高井戸散策
10/23
　午後から吉祥寺で仕事の打ち合わせ。いつもの喫茶店でサンドイッチのランチを食べて高井戸へ。RGGの荒川好夫さんを訪ねました。昭和63年製作のJRPSビデオ「鉄道写真の撮り方」のVHSテープ全巻を荒さんが持っていたので、借りてブルレイに変換したものとVHSの返却に行きました。事務所の椅子は新幹線の3席座席で、ここでコーヒーを飲んでいると0系の雰囲気そのものです。いろいろつもる話をして再び井の頭線でひと駅、浜田山で下車して、駅近くのレトロ銭湯「浜の湯」でひとっ風呂浴びて温まって帰りました。

今となっては貴重な記録「鉄道写真の撮り方」をブルレイ変換。荒川さんと。荒さんに敬意を払いモノクロで撮影。浜田山のレトロ銭湯でひとっ風呂。

■台風に備えて
10/24
「鳥春」にカメラを向ける。トンネルを出てくる井の頭線と一緒に撮影している。
　二つの台風の影響で自分自身の「危機管理」のため、ついに今週の取材は延期にしました。週明けの取材予定はなんとか台風が取材地から離れて通りそうなので予定通りなのですが、大雨の後遺症も気がかりです。午前中に週刊誌の連載コラムの原稿を書きました。今回はSLの通過後の撮影地の様子を執筆しました。かっこいいSLもと通過した後のSLマニアの「喜怒哀楽、虚脱状態」を私なりの目で捉えました。あえて言えば、昨今のSLマニアは撮影後は、車で追っかけるため先を競って駐車場を抜けだし猛スピードでSLを追いこすことに終始して、撮影後の余韻に浸る暇もないようです。夜、親しい編集者が神泉を訪れたので、踏切脇の行きつけの「鳥春」で一杯やりつつ打ち合わせ。この店、とても気に入ってくれたようです。
■何かおかしい・・
10/25

　原発汚染水漏水、JR問題、阪急阪神ホテルと外資系名門ホテル食品偽装、企業倫理、生活保護費の横領、独裁政権、アメリカの横暴(盗聴)、竹島の日本人攻撃を前提とした「軍事演習」。このような世界の中で生きていかなければならない現実。そして止めは「秘密保護法」の独裁採決。この国に未来はあるのか・・ふと思ったりしています。ま、日本国民が先の選挙で選んだ政権だからしかたないか・・。しかし後悔の日は必ず来ると思います。
■なんとか通り過ぎました
10/26
　心配していた台風27.28号のダブル台風。なんとか被害は回避されたようでまずはひと安心。アニドウフィルムのなみきさんから「結婚　佐藤・名取御両家編」という45分の中編映画のVHSが送られてきたので見ました。北海道浦河の映画館「大黒座」の館主(名取裕子)と、佐藤浩市のお話です。ロケはすべて、私が8月に訪れた「大黒座」で行われ、食事のシーンは、私たちが朝食を御馳走になった居間で行われました。映画と一体感が感じられ懐かしい気持ちになりました。これからも孤軍奮闘しといる「大黒座」を応援したいと思っています。明日は天気がよさそうなので関東近郊に一泊の取材旅行で出る予定です。

浦河で頑張っている映画館「大黒座」、映画にも登場する自宅の居間兼食堂。朝食を御馳走になりました。写真・金子由郎

■秋晴れ、旅日和
10/27
　澁谷の地下駅を利用するのがイヤなので、池袋から急行電車「飯能」行きで元加治へ。今日から1泊2日の予定で日本旅行記者クラブの秋季定例総会と、その前後には合同の観光視察会があるので参加。天気が良いので少し早目に家を出て、久しぶりの快晴の下、撮り鉄を楽しもうというものです。駅から徒歩10分ほどの八高線入間川鉄橋で台風の影響が残り増水した入間川と電車を撮影。駅近くで西武特急などをスナップして、飯能駅で記者クラブのツアーと合流。飯能市内の観光施設を数か所取材して、総会会場の「休暇村奥武蔵」へ。その前に私にとっては、かつて西武鉄道の旧型電機を追った「吾野宿」へ、あたりはバイパスも出来すっかり変ってしまいましたが、それでも懐かしい町並みを散策しました。夕方は記者クラブの秋季総会に出たあとは、地元観光担当者を交えての懇親会。休暇村のオリジナル料理を堪能しました。

八高線入間川鉄橋を行く電車。元加治駅で西武電車をスナップ。懐かしい吾野宿のたたずまい。休暇村奥武蔵の秋に咲く桜。

■秩父路の旅
10/28
　朝、二日酔ながら早目に起きて休暇村奥武蔵の裏手の山合を走る西武秩父線をスナップ。山が深いため太陽はまだ出ていません。朝食を済ませ、本日は快晴の秩父路の視察旅行。小鹿野町の「地歌舞伎」や、宮沢賢治ゆかりの宿、ダリア園などを見て回り、国民宿舎「両神荘」で昼食。ご当地グルメの味噌ポテト、おっきりこみ、栗ごはんの季節の味を楽しんだ後は「美肌の湯」の温泉入浴体験。午後からは秩父市内の観光施設を巡り、夕方飯能駅で解散。のんびり池袋経由で帰宅しました。

「廃線」の提案も出た山深い西武秩父線。小鹿野町の「地芝居」の施設を訪れる。ダリア園でカラフルな花に癒され、「両神荘」の心ずくしの「おっきりこみ」と、温泉に癒される。

■デニーズへようこそ!
10/29
打ち合わせの「お茶」はグラスワインとモッツレアチーズ(デニーズ)　
予報では今日は晴れじゃなかったのかな?。昨日まで取材してきたデータを整理してから昼過ぎにかけて週刊誌の原稿を執筆。紅葉が見ごろを迎えたので紅葉の原稿を執筆しました。これから関東から西日本に紅葉が移動して、西日本では12月ごろまで紅葉と鉄道が楽しめるはずです。昼過ぎに飯田橋の「双葉社」へ。今日は別冊から鉄道特集の依頼があったので、その打ち合わせ。打ち合わせ終了後は40年来の付き合いがあるムック編集長と打ち合わせ。喫茶店でコーヒーを飲みながら・・と行きたいところですが、神楽坂のデニーズに入ったので、お茶は軽食に。私はモッツレアチーズとグラスワイン、編集長はアボカドのサラダとドリンクバー。これが前菜になり、打ち合わせ終了後には神楽坂の行きつけの蕎麦屋で「そばとうどんの合い盛りと、天ぷら、鴨だし汁の食事。初老のオジサンたちは良く食べるわ。
■気まぐれな湧き水
10/30
　このところ人と待ち合わせは渋谷や新宿ではなく吉祥寺です。吉祥寺だと編集の人々も気持よく出ていらっしゃいます。それに井の頭線にも乗りたいからです。特に永福町から乗り継ぐ急行電車も大好きだからです。最大の楽しみはせつかく外出するのですから、その時間を楽しみたいからです。打ち合わせを終えて私はそのまま中央線で国分寺へ。武蔵小金井－国分寺間のハケの道にある湧き水が、このところの台風や大雨の影響で気になっていたからです。最も気にしていたのが東京経済大学の東京の名湧水57選のひとつ「新次郎池」です。この湧水は水位が大きく変化して、夏場はほとんど涸れています。訪れてみて期待通りの大量の地下水が湧いて満水状態でした。

永福町からの急行はいい走りっぷりだ。ハケの道の「ちいさな秋」。池の堰を越えて溢れ出る湧き水。

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お元気な久里先生。思い出の「お釜」の話をお聞きしました。旅行読売11月号の巻頭グラビアは、リゾートしらかみ乗り歩きです。


懐かしい「どん底」の並びにある大衆イタリアン酒場。雰囲気が良く赤ワインが次から次に空く。


書斎の大塚さん、お元気でプラモデルに熱中。清水山憩いの森の湧水。さいたまから「中華街」行きの電車、まだピンとこない。


天高く、新型キハ130が走る。試乗もしてみた。いすみ鉄道「大多喜駅」。撮影地で知り合ったお婆さんから頂いたお土産。


ブルトレの校正。とても気に入ったデザインです。AKIBAに到着したものの。 THXの巨大スクリーンの前にずらり勢ぞろいした「G9＋1」のメンバー。打ち上げにて、左から古川タク、私、一色あづるさん、鈴木伸一さん。


オープロが自主制作した長編漫画「セロ弾きのゴーシュ」、原画を5年間にわたり一人で描いた作画監督の才田俊次さん。トーク終了後は「タコ焼き」パーティ。


左から元テレコムアニメーションの佐々木さん、映像作家金子さん、大塚さん、なみきさん、私。C12の撮影をする大塚さん。自力走行のキューロクに感激する大塚さん。茂木近郊のこう配区間でC12の力闘を撮影。


「巨匠小津安二郎の遺作「青春放課後」の脚本。やなせたかしさんと故立川談志師匠(手塚先生17回忌)。JR四国の「アンパンマン列車」は鉄道活性化に大きく貢献した。


目黒川の上は東急五反田駅。目黒不動門前の「新蕎麦」　東京の名湧水57選のひとつ目黒不動の「名水」渋75系統で渋谷に帰る。


日本一線路が多い区間。いろいろな電車が眺められる。墓地のトレインビューポイントは鉄道見物には最適。


野口さん(右)と竹村さん(中)としばし談笑。おとめ山の湧水はほら穴から湧き出る。とても都心の風景とは思えない、自然がたっぷりの公園だ。宮下さんと企画スタートの「呑み会」


京王線多摩動物公園駅へは初乗りです。歴代の電車の展示はみもの。高幡不動の名井「お鼻井戸」、ぷっくり太った門前の橘屋の鯛焼き。


今となっては貴重な記録「鉄道写真の撮り方」をブルレイ変換。荒川さんと。荒さんに敬意を払いモノクロで撮影。浜田山のレトロ銭湯でひとっ風呂。


浦河で頑張っている映画館「大黒座」、映画にも登場する自宅の居間兼食堂。朝食を御馳走になりました。写真・金子由郎


八高線入間川鉄橋を行く電車。元加治駅で西武電車をスナップ。懐かしい吾野宿のたたずまい。休暇村奥武蔵の秋に咲く桜。


「廃線」の提案も出た山深い西武秩父線。小鹿野町の「地芝居」の施設を訪れる。ダリア園でカラフルな花に癒され、「両神荘」の心ずくしの「おっきりこみ」と、温泉に癒される。


永福町からの急行はいい走りっぷりだ。ハケの道の「ちいさな秋」。池の堰を越えて溢れ出る湧き水。